デコチャリ

貿易と輸送

日本とオランダのつながりは1600年にリーフデ号(De Liefde / Loveという意味の)オランダ船が大分県の小さな島、黒島に漂着したことから始まりました。それは、それから400年続く二国間の交流の幕開けでした。最初は貿易と輸送が枢要でしたが、次第にお互いの風俗や伝統、見識といった文化交流に広がっていきました。

20世紀以降、もはや大陸間の貿易と輸送は船だけに限りません。そこで私たちは自転車を使った異文化デリバリープロジェクトを始めます。日本もオランダも、よく知られた自転車大国です。自転車はレジャーやスポーツだけでなく普段の買い物といった日常の足として当たり前に使われています。さらに出前、食品や荷物の宅配、書類を運んでくれる自転車便(メッセンジャー)の存在は、程度の差はあるけど現代における貿易と輸送と言えるでしょう。

デコチャリ

上記の歴史を踏まえて、日本とオランダを装飾した自転車「デコチャリ」で駆け抜けます。デコチャリとは、1970年代の日本の子供たちにとって憧れであり、自己表現のひとつでもあったジュニアスポーツ自転車の進化系です。現在の日本ではさらに進化したタイプのデコチャリがブームになりつつあります。

デコチャリのイメージはこちら. 

「オランダ人は自転車に乗って生まれてきた」と言われるほど、オランダでは誰もが自転車と密接な関係を持っていますし、ちょっとした好みを自分の自転車に付けたりもします。言うまでもなくオランダの自転車会社は、それぞれに折畳み式、カーゴ付、家族向け、電動アシストなど、さまざまなモデルを開発競争しながら発展してきました

デコレーション自転車、配送サービスとコミュニティーアート

私たちはデコチャリを制作し、配送サービスを提供します。具体的には日本とオランダでお互いが持つ印象を、絵や文字あるいは映像を使って届けます。そこから自国がどう見られているか、どう思われているか浮き上がらせ、顧客との会話の中でお互いの思考や文化を交換します。この印象のキャッチボールは映像、写真、そして特別にデザインされたポストカードを相手に送ることで記録していきます。

いつ、どこで、どのように

このデコチャリプロジェクトは、都内にあるオランダ大使館とベルギー大使館の間の10kmを巡るサイクリングイベント「東京散走」で幕を開けます。続いて、東京の向島と蒲田を拠点にその周辺で配送サービス(イメージデリバリー)を行います。その後、瀬戸内海に浮かぶ6つの島を越えて、本州と四国をつなぐ80kmにおよぶサイクリングルート「しまなみ街道」を走ります。5日間をかけ、それぞれ異なる島の人々をつなげていきます

サスティナビリティ

配達サービス(イメージデリバリー)の記録は、EdoSanpu2020のウェブサイト上のブログで発表し、最終的には旅行記として本にします。また、この記録は、その後の展覧会にて展示します

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