カルタ

言葉とゲーム

貿易相手国の言語をしゃべれることは商取引の結果を大きく左右します。昔も今も、相手を知り、相手国の言葉を習得する最も有効な方法は共にゲームをすることではないでしょうか。鎖国中の長崎・出島(オランダの交易所)を描いた絵の中に、そこ住む商人とその関係者がバトミントンやビリヤード、双六などで一緒に遊んでいる様子が描かれています。

ビジネス面だけでなく美術や知識の交流や日々の生活においても、言語はとても重要でした。17世紀から18世紀には、まだ国際的な共通言語(現代の英語のような存在)はなく、日本もオランダもお互いのことを何も知らず意思疎通を図るのに苦労しました。日本は通訳の学校を設立し、オランダ側は貿易交渉や日常会話の用語辞典を作りました。その結果お互いの言葉を自国の言語に取り入れていったのです。このようにして300以上ものオランダ語が日本語になり、オランダ語の中にも津波や柔道、寿司などの日本語がそのまま自国の言葉として使われています。

カルタ

このような歴史を背景に、私たちは新しいカルタを考えました。カルタはゲームでもあり、教材でもあり、競技スポーツでもあります。最も有名なカルタは100人の歌人の和歌を集めた小倉百人一首です。「散らし取り」「源平合戦」「坊主めくり」「競技カルタ」といった遊び方がありますが簡単に言えば、審判(読み手)が歌を読み、競技者(取り手)がその歌に合う絵札を取り合うゲームです

競技カルタの様子はこちら

詩と木版画

私たちが作るカルタは日本とオランダの両方の国で、おおよそ同じ意味で使われている単語を使います。例えば、koffieとコーヒー、dansとダンス、trapとタラップ、bierとビール、ontembaarとお転婆などです。さらに、これらの単語を含んだ簡単な詩を作ります。そしてデザインを考え、木版を使った伝統的な方法でカルタを作ります。

展示とゲーム

日本とオランダのいくつかの場所で、このカルタを展示し、実際にゲームを楽しみます。これに関連して、私たちはカルタで使われる言葉と絵を足がかりに対話の促進を図り、発展させます。それこそが、私たちが提起したい「この変化する時代に自己と他者の、どんなイメージを私たちは作ることが出来るのか」という、このプロジェクトの核心なのです。

サスティナビリティ

私たちは両方の国で、カルタゲームを広く宣伝し普及させます。また、このカルタゲームとイメージについての対話は2020年以降も続けられます。

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