ヒロキチは牡丹靖佳とアーティストユニット「ポーワング」として東京を中心に活動しています。日本だけでなくオランダやスコットランドなど世界各地のレジデンスに参加。その土地の地理的、社会的、歴史的な構造を分析し、ビデオ、彫刻、インスタレーションなどのメディアを使い、現実と虚構の入り混じった世界を作り出すことで、社会に潜む「あたり前」に疑問を投げかける作品を制作しています。

ハニー・ファン・デン・ベルグはアムステルダムを中心に活動するアーティスト兼デザイナーです。彼女は一貫して「変化する社会の中でアートとデザインが果たす役割」を追求しています。アーティストやデザイナーがこれまでにない技術や社会変化に対して、いかに思考を組み立ててゆくのか、また視覚化ツールをどのように使うのかを美術作家の視点から探っています。彼女はオランダと日本の文化交流を目的としたアーティスインレジデンス出島AIRの共同創立者でありキュレーターでもあります。

牡丹靖佳は油絵を中心に平面作品を発表し続けているアーティストです。画面上の色やモチーフをどう認識するのかといった、観る側と絵画との関係を追求し、特徴的な色使いで、その新しい関係性を構築しています。また近年では顔料やテンペラ技法、色彩感覚の違いを研究するためにオランダに滞在。色彩の可能性を広げると共に、絵画とは何かを探求しています。

ヤン・ファン・デン・ベルグを一言で表すと異色の探検家でしょうか。その探検とは世界地図の未開の地へ行くことではなく、ありのままを見つめる究極の目と知性による冒険です。彼の並々ならぬ好奇心は、人との出会いと科学プロジェクトに向けられています。それらは彼に創造的能力を最大限に活用することを要求し、事実と創造の境界線に横たわる「奥深い学識の物語」をもたらします。そして、その物語から彼は舞台芸術と科学の交差点に位置する、独自のドキュメンタリー作品を制作しています。