A culinary dialogue
Nori Pan is a culinary dialogue between typical Dutch and typical Japanese “flavors & ingredients”; especially seaweed and dough products. After extensive preliminary research with various seaweed & dough experts in both countries the artists traveled to Yamada-machi (Iwate Prefecture, Japan) to create intercultural dishes, in collaboration with local chefs and experiential experts.
Dishes such as: ‘stamppot’ with crunchy wakame stem (kukiwakame), ‘stroopwafels’ with akamoku powder, ‘bitterballen’ with crispy wakame, and edible bowls of bread and nori. We also made a sobagaki (with buckwheat from the region) with ‘pindasaus’ .
The dishes were presented during intercultural meal sessions in Yamada-machi, during the city’s annual festival (o matsuri) and during a tasting event in restaurant 8ablish in Tokyo; in collaboration with historian Isabelle Tanaka – van Daalen.
Table conversations are an essential part of Nori Pan. Conversations in which the participants, on the basis of special questions, exchange thoughts and experiences about i.a. craftsmanship, eating habits & table manners, sensuality, taste & memory, and hospitality.
のりパン
食事とマナー
食事は日本とオランダの初めての出会いの時から、大きな役割を果たしてきました。なぜならその時代、貿易交渉の前には必ず飲み物と食事が提供されていたからです。食事は同じテーブルに着くだけでなく、あらゆる感覚が刺激される効果的なコミュニケーション方法でもあるのです。
素材と伝統の両方から考えることができる食事からは、日本とオランダの共通点や相違点をたくさん知ることができます。そして、それはお互いが抱くイメージを大きく左右します。例えば日本人が大好きな納豆を好むオランダ人は稀でしょうし、オランダ人が美味しいと感じるリコリス(黒いハーブキャンディ)は日本人にとってハードルの高い食べ物でしょう。
のりパン / パンのり
Edo Sanpu 2020 の文脈において、海苔とパンを使って複数の分野を横断するフードプロジェクトを行います。海苔は食べられる海藻として、また、日本料理では特徴的な5番目の味覚「うまみ」として幅広く使われています。
数年前からオランダでも海苔の養殖が始まり、肉の代用品としての海苔チーズやバイオ燃料から建築素材まで、ありとあらゆる応用方法の模索が始まっています。
はるか昔からパンはオランダ人にとって日々の生活に欠かすことのできない食べ物です。ゆえにオランダ語にはパンに関する格言がたくさんあり、宗教的なシンボルと考えられています。
クッキング セッション
Edo Sanpu 2020で、私たちはパンのり料理、あるいは、のりパン料理を開発します。次にパンと海苔を使って、食べられるボウル、食べられる皿、食べられるカップを作ります。この空っぽのボウルは神道における「空」や「無」に通じる日本の美意識のシンボルでもあります。
この食べることができるボウルのいい所は、楽しんで消費できること。文字通り、はかない思い出や願いを食べて内に秘めることができるのです。
日本とオランダ両国で開催されるワークショップでは、まず、これらの食べることができる食器を用意し、人々にさまざまなバリエーションの海藻とパンに慣れ親しんでもらうことから始まります。このワークショップは、アーティストインレジデンス、地元のパン工房や海苔業者、学校やケアハウスなどと連携し、最終的にそれぞれ地での展示のほか、ウェブサイトやSNSを通じて発表します。
サスティナビリティー
食べることのできる食器とワークショップは記録され、最後のイベントで展示されます。それに加えて、学校や美術館で開催される食育ワークショップの指南書として利用できるマニュアルを制作します。
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